マテゴハウス 春の陣 その2
2009年 03月 29日
登場人物紹介
葵せきな:言わずと知れた生徒会の作者。ザ・アニメ化先生。神都マテゴハウスの主。ハードゲームユーザー。大楽さんを敵視している。
大楽マーガス:七人の武器屋の作者。富士見でも屈指の食いしん坊。脅威の胃袋は先輩からも後輩からも恐れられている。いつも金と食い物に餓えている。葵さんを敵視している。
瀬尾つかさ:クジラのソラの作者。かなりの酔っぱらい。着実なプレイ方法でゲームを進行する。途中でよく寝る。
細音啓:黄昏色の詠使いの作者。黄昏色のでっていう使いとして有名になりつつある。今回さらに進化する! 細音さん、やはり一度ヨッシーについて論文を提出したほうが(r
石踏(私):ハイスクールD×Dの作者。腰を負傷しつつもマテゴハウスに登場。痛み止めの薬の副作用により、初の途中でリタイヤ。しかし、途中で寝ると体力がまるで違うことがわかる。
マテゴハウス
春の陣 完結編
葵さん「では、最初にバンドブラザーズをしますか」
DSを用意する面々。
バンブラ、曲に合わせて各種ボタンをテンポよく押していくことで音を出していくものです。
細音さんがDSを忘れてしまったため、瀬尾さんが貸すことに。
細音さん「すみません、瀬尾さん」
瀬尾さん「いえいえ、私はうしろで見ながら酒でも飲んでます」
葵さん「それじゃ、始めます」
大楽さん「前回も酷いことになってたからなぁ」
私「ま、慣れていきましょう」
曲がスタート!
細音さん「あ、ダメだ。無理」
大楽さん「あかん! これは早すぎる!」
私「あー、これは……」
葵さん以外、曲のスピードについていけず、ボロボロな状態となります。
葵さん「とりあえず、思い出しながらやっていけば問題ないかと」
私(いや、すでに解散の危機だよ、このバンド……)
続けては見たものの、葵さん以外得点を出せません。
絶対に無理だとわかりつつも速いテンポの曲を選んで突き進みます。
私「あいがあいを~!」
葵さん「ダブルオー! 速いなぁ、これ!」
大楽さん「無理やて!」
細音さん「うわー、弾幕状態ですよ!」
私「黄泉ぃぃぃぃぃ! ここは裏切りの楽園~! さ迷う心の涯に光を求めて、祈る言葉届けあなたに囚われの羽が~! 遙かな空へと向かう! 信じたいよ! 私たち! 孤独じゃない! 分かり合う (求め合う) 絆の中♪ 離さない (離れない) 始まる Destiny♪」
大楽さん「何の曲ですか? 速い!」
私「喰霊零! あー、マジでヘブン状態!」
葵さん「あ、ボロボロの点数だ……」
大楽さん「こんな速いの無理や……」
デスティニーは始まりませんでした。
葵さん「さて、バンブラはここまでにして、他のゲームやりますか」
細音さん「では、ボンバーマンを! ふふふ、正直言って、すごい得意です。私に勝てたらラノベ業界一のボンバーマン使いを名乗っていいです」
私「なんと!? そんなに!?」
細音さん「ええ、任せてください」
そして、始まるボンバーマン。
私は薬の副作用で集中力が切れ、眠気がマックスになっていたので葵さんのベッドで横になって休んでました。
プレイしていたのは私を抜かした四人。
開始早々、細音さんだけは違う動きをします。
細音さん「ボンバーマンは、妖しい動きになっていくほど強くなっていきます」
ボン!
ボボン!
大楽さん「うわ! やられた!」
葵さん「あー、そうきたかー!」
瀬尾さん「あれ! 瞬殺されたよ!?」
私「おおっ! 黄昏色の爆弾魔! 肩書きが多いなぁ、細音さん! ファンの知らない側面がまたひとつ解明されていく!」
細音さん「ふふふ、皆、吹き飛べばいいんです!」
※いつもの静かなスマイルで危険なことと、危険な発言をしていますが無害です。
このとき、私の意識は薄れつつあり……。
気づいたら、皆さんがマリカーやってました。
※私が寝ていたこの辺は葵さんのブログを読んで補間してね!
葵さん「大楽さん、死ねぇぇぇぇ!」
大楽さん「葵せきなぁぁぁぁぁぁ!」
目覚めた私が目にしたのは、同期の佳作作家同士がマリカーで争う姿でした。
起きたばかりの私でもわかります。
ああ、またやってる、この二人。
そして、すぐにこれも理解します。
細音さん「でっていう!」
やはりか!
緑の怪物を乗りこなす男、細音さん。
もう誰も不思議がりません。
むしろ、自然な出来事だと受け入れています。
瀬尾さん「あ、石踏さんおはよう」
私「おはよー。どのぐらい寝てた?」
葵さん「二時間ぐらいですか?」
私「あー、そっか。やっぱダメだ。薬で寝ちゃう」
細音さん「執筆、大変じゃありませんか?」
私「うん、意外と死活問題」
大楽さん「そろそろ買い物行きません?」
瀬尾さん「お酒追加!」
というわけで、外へ買い物へ。
私だけ薄着でした。
葵さん「石踏さん、寒くありません?」
私「うーん、暑がりだから、大丈夫かも」
しかし、歩いてから数分後。
私「やっぱ寒い」
全員『当たり前だよ!!』
昨夜は冷え込みました。
夜中でも経営しているスーパーでお買い物。
精算は細音さんでした。
先輩作家の面々は細音さんの精算を見守っています。
細音さん「なんか、先輩の皆さんにそういう風に待たれると、まるで私がパシリのようです」
全員『細音さん、ゴチ』
細音さん「ええええええええええええええええ!? お金ないですよ!」
私「いや、そんなことない。細音さん、ジャンプしなさい。お金があるならジャラジャラ鳴る」
大楽さん「いいアイディアや」
細音さん「イジメだ! 先輩からのイジメだ!」
葵さん「やはり、不仲説は本当だった……」
そんなフレンドリーな先輩後輩をしながらもマテゴハウスに帰還。
再びマリカーしますが、チーム戦をしても葵さんと大楽さんは同じチーム内で争っています。
大楽さん「邪魔や! オラ!」
葵さん「クソ! あのルイージめぇぇぇぇぇ!」
大楽さん「ハハハハ、俺が一番になればいい!」
葵さん「オラ! やった! 抜かした!」
大楽さん「おのれ、葵せきなぁぁぁぁぁぁ!」
葵さん「大楽さんには負けるわけにはいかない!」
大楽さん「葵さんを倒すアイテム出てくれ!」
同じチームの私と細音さん。
敵チームの確執を見ながら、プレイしてました。
私「ダメだ、あのチーム。なのに速い! どういうことなの……」
細音さん「勝てませんね。相手チームの結束は無いはずなのに、おかしいなぁ」
↑ もちろん、細音さんはでっていう使ってます。
瀬尾さん「ZZZZZZZZZ……」
↑ 就寝中。
チームとしての勝利は葵・大楽組の勝ちです。圧倒的な点数差です。
しかし、お互いにつぶし合っているせいか、どこか納得のいっていない様子。
葵さん・大楽さん『自分が一番であればいい』
そして、最後にプレイしたのが、メジャーwiiパーフェクトクローザー。
いわく付きのゲームです。
葵さん「メジャーは好きですよ、ええ。でも、これは……」
私「ぜひともプレイして欲しくて買いました」
葵さん「わかりました、やります」
こうして、プレイ開始していく葵さん。
ツッコミどころが多いゲームです。
劇中で「おまえは真っ直ぐにこだわれ!」とメジャーピッチャーに言われた五郎が次の場面でスライダーを覚えていたり。
上がったボールにまったく反応しない守備もすごかった。
話はサンダースというベテラン選手にスポットが当たり、彼をどうにかして活躍させないといけないイベントとなります。
葵さん「一点入れてから、その後守れば勝利条件満たせるようですね」
私「打って守ればいいわけだ」
単純な勝利条件に思えましたが、予想以上に苦戦します。
サンダース『速い! これがメジャーの球か!』
サンダースの子供『パパー! がんばってー!』
葵さん「感動的な場面ですね」
私「息子の前で華やかに打って、その後五郎で抑える! 完璧だね!」
葵さん「サンダースで打つ!」
バシ!
バシ!
バシ!
審判『バッターアウト!』
全員『ダメじゃん!!』
葵さん「いや、これはおかしい……。も、もう一度!」
サンダース『速い! これがメジャーの球か!』
サンダースの子供『パパー! がんばってー!』
葵さん「今度こそ打つ!」
カン!
私「弱い! 内野ゴロ!?」
審判『アウト!』
全員『サンダァァァァァァス!!』
その後、何度やってもサンダースはアウトを食らいます。
細音さん「厳しいですねぇ」
大楽さん「これが本場メジャーの現実や……」
私「なんで俺ら、ゲームでメジャーリーグの現実を思い知ってんの……」
葵さん「ダメです……。サンダースの夢は叶えられない……」
葵さんはギブアップし、大楽さんがプレイすることに。
大楽さん「なんとかしてサンダースで打たなきゃあかん」
私「じゃあ、サンダース編クリアしたら、今日の飲み会お開きといきましょうか」
細音さん「サンダース……」
大楽さん「いくで、サンダース!」
全員、サンダースに夢中となり、気持ちもサンダースにシンクロさせていきます。
審判『バッターアウト!』
大楽さん「まだや。サンダース!」
審判『アウト!』
メジャーをプレイして数時間。
もうサンダース編だけでどのぐらいやっていたでしょうか。
瀬尾さんも目覚めてサンダースの行く末を見守ってました。
そして、ついに――。
カーン!
大楽さん「やった打った! 一点や!」
葵さん「打ったのサンダースじゃないけどね!」
私「サンダースはもういいよ!」
大楽さん「うおおおおお! 五郎で抑えて終了や!」
審判『バッターアウト!』
大楽さん「やった! 勝った!」
こうして、サンダース親子は感動の再会を果たし、メジャーのゲームプレイも一旦終えることに。
私「葵さん、サンダースよろしく」
葵さん「え? えぇ……」
細音さん「じゃあ、帰りますか?」
私「ですね」
全員『お邪魔しました』
葵さん「いえいえ、駅まで送ります」
駅で葵さんと別れ、私たちはそれぞれの帰路につきました。
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