特報 ハイスクールD×D DX.4
2017年 06月 25日
――俺の名前は匙元士郎。二年生で会長の『兵士』だ。
同学年に『兵士』がいて、俺はうれしかった。でも、あいつはため息ついていたっけな。
それが、あいつとの出会いだった。
High school D×D DX 4――23.5
キミと直接戦わずに済む戦術を幾十も考えた。勝利の方程式も幾百と導き出した。
――が、そんなものはすべて捨てた。なぜだか、わかるかな?
いくつ勝利する方法を思い描いても、獅子王と打ち合う選択肢に比べれば、それらすべてが糞以下の価値しかないからだ。
――「天帝の槍」チーム・リーダー、曹操
……ペテン野郎っ!
そうだ! あんた、『王』の駒を使ったんだろう! 魔力がなくても強いわけだぜっ!!
大王家の次期当主だもんな! 使っていてもおかしくない!
あのようなことを言われてしまったが、これはバアル家に生まれた俺の定めのようなものだ。
――が、正味の話をすると、実はうれしくもある。
決して楽な道程ではなかったが……それでも、多くの者が俺をバアルの悪魔だと、バアルの次期当主だと、そう見てくれるのだ。
――「紫金の獅子王」チーム・リーダー、サイラオーグ・バアル
久しぶりだな。今回は参戦させてもらおう。――「天帝の槍」『絶霧』ゲオルク
仲間たちの大会参戦にその神滅具所有者も帰還を果たす。
マスターよ。匙元士郎の願いを聞いてもらえないだろうか? 男にはどうしても打ち勝ちたい男が一人はいるものだ。――シトリー眷属「戦車」ルー・ガルー
無口な男が、男同士の戦いを後押ししようとしていた。
ダンガムにこんな使い方があったとは!!――シーグヴァイラ・アガレス
※DXなのでシーちゃんは絶対に出てきますし、語り出しますし、暴れます。
自分、ショッピングモールで買い物なんて初めてで緊張するっスよ!――リント・セルゼン
さあ、リント殿! 共にゲーセンに行くのじゃ!――九重
二人は友人となり、人生を謳歌していた。
……新技開発新技開発……。――紫藤イリナ
光力を用いた技の開発に着手していた。
この戦い、ジークがいたら、また変わっていたのかしら……。――「天帝の槍」ジャンヌ
死んだ仲間もいた。しかし、帰ってくる仲間もいる――。
ま、脱退した俺が言うのもなんだけど、いまの曹操なら信じられるさ。――「天帝の槍」ペルセウス
かつて袂を分けた仲間も帰ってきてくれた。
あら、クロウ・クルワッハ。ここに来てくれたのね。――リアス・グレモリー
……契約の件で来ただけだ。――「三日月の暗黒龍」クロウ・クルワッハ
リアスが結んだ伝説の邪龍との契約内容とは――。
さてさて、誰がおっぱいドラゴンを倒すのやら。――シトリー眷属「騎士」ベンニーア
シトリーチームにとって、兵藤一誠対策は命題である。
現生徒会長として、前生徒会長と戦いのなかで語りたいんだ。――ゼノヴィア・クァルタ
ゼノヴィア式の肉体言語がソーナ・シトリーを容赦なく襲う。
もうすぐ夏なので、部活の合宿について話します!――アーシア・アルジェント
試合が近くても学校生活は訪れる。
いやー、作戦の無茶っぷりが尋常じゃない。けど、やるしかないさ。――百鬼勾陳黄龍
そう、「燚誠の赤龍帝」チームである以上、やるしかないのである。
……やはり、レイヴェルはすごい子です。――塔城小猫
小猫は親友の活躍ぶりを目の当たりにする。
てめえにやられてから、俺は……この時をずっとずっと待ってたんだよ。獅子の大王さんよ……ッ!――「天帝の槍」ヘラクレス
どうしても避けられない一戦というものは、突如として始まるものであった。
イッセーくん! ムキになっては駄目です!――ロスヴァイセ
イッセーにとっての衝撃的出来事がそこで起きたのである。
グレモリーとシトリーの次期当主同士にしかわからないことがあるのだと思いますわ。――姫島朱乃
近くで見てきた彼女だからこそ、見えるものがあった。
取らせていただくわ、レイヴェルさんッ!――真羅椿姫
チームの要を取れば、形勢は――!
ダンガムなら、少しはわかりますけど……。――エルメンヒルデ・カルンスタイン
被害者は確実に増えていく――。
私はリアスさまとは違う方法でイッセーさまを導きます。――ええ、シトリーチームをすり潰しますわ。――レイヴェル・フェニックス
「天界の切り札」チーム戦の敗北は、彼女の中で何かが外れた。
……なるほど、リアスとはまるで違うイッセーくんの運用方法……。これが、レイヴェルさんなのですね。――ソーナ・シトリー
ソーナの思惑とレイヴェルの思惑が交錯する――。
我が名は、ヴリトラ。匙元士郎と共に、二天龍のドライグに決闘を申し込む!
――黒邪の龍王ヴリトラ
名乗ったな、ヴリトラ……ッ! 我が名は、ドライグ! その挑戦を受けるッ!
さあ、相棒。もうあとには引けないぞ。
これは――ドラゴン同士の決闘なのだからなッッ!
――赤龍帝ドライグ
そこで始まったのは、ドラゴン同士の決闘であった。
てめえをぶん殴るためにここまで来たんだよォッッ!
兵藤ォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!
――匙元士郎
来いよッッ! ぶっ倒してやるからよォォッッ!!
匙ィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイッッ!!
――兵藤一誠
熱狂渦巻く、レーティングゲーム国際大会「アザゼル杯」――。
そこで描かれるのは、ふたつの試合――。
その男は――最強の槍を持って生まれてきた。
その男は――何も持たずに生まれてきた。
「紫金の獅子王」チーム VS 「天帝の槍」チーム
俺たちは同期だった。
俺たちは戦友だった。
俺たちはライバルだった。
俺たちはダチだった。
だから――。
あの日の続きを――。
今度こそ決着をつけなくちゃいけないんだ。
「燚誠の赤龍帝」チーム VS 「ソーナ・シトリー」チーム
不器用な男たちは、混じり気なしに正面から戦うことしかできなかった――。
富士見ファンタジア文庫
ハイスクールD×D DX.4
生徒会とレヴィアタン
7月20日発売!
23巻で語られなかった戦いが、そこで展開される。
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というわけで、DX4の特報となりました。
特報が大変遅れまして、申し訳ございませんでした。
ただでさえ忙しいなかで、さらにやることが多くなりまして……。
無理しない範囲でがんばりたいと思います。
今回のDX4は、宣伝していたように本編23巻の間に起こった出来事を描く23.5巻となっています。
内容も本編仕様で、全編完全書き下ろしの一冊となっており、「サイラオーグ・バアル」チーム対「曹操」チームと、「イッセー」チーム対「シトリー」チームの二本立てとなっています。
本編に負けない熱量を注ぎましたので、どうぞ皆さまよろしくお願い致します。
今回も店舗特典の小説が付きますので、情報が解禁になりましたら、ここなどでお知らせ致します。
今回の特典小説は、国際大会編のとある一戦を描いたものになっております。
お知らせ!
10月21日土曜日開催となります「ファンタジア文庫大感謝祭2017」にて、ハイスクールD×Dのスペシャルステージが用意されることになりました!
詳しくはこちらで。
去年同様に盛り上げていこうと思いますので、気になる方はぜひともお越しくださいませ!
イベント見学は無料です!
私も非常に楽しみにしております!
新たな情報が入りましたら、その都度、お知らせ致します。
もうひとつお知らせ。
漫画版のハイスクールD×Dもウェブで更新!
こちら!
アニメでは描かれなかったシトリー戦がついに開幕となりました!
DX4と共に読んでいただけますと、感慨深いものがあると思いますので、こちらもどうぞよろしくお願い致します。
あと、SLASHDOGのほうも、もう少しだけお待ちください!
そういえば、ようやくPSVRが買えました。
出張の折、会議まで時間に余裕があったので某電気屋さんを覗いてみたら、見事にそこにあるという!
その日が出荷日という話は聞いていたので、なんとなく寄ってみたのですが……。
てなわけで、どうにかゲットとなりました。
なんというか、ハイスクールD×DのVRゲームも欲しいところですね!
イッセーになり、地上六階地下三階の兵藤家の中を同居しているヒロインたちと共に過ごすゲーム!
そういうのがあったら、楽しめそうです。
あとは……変わらず、フレームアームズにハマってます。
はい、やっぱり、お兄さん(ロボ)のほうね。
設定というか、説明書に記載されているフレーバーテキストなどが面白いです。
ガンプラですが、HGUCのバーザムが凄まじい出来栄えでして、近年のなかでも特に出来がいいキットのひとつです。
なんというか、バンダイの最新技術を体験させられた感じです。
色分けとか恐ろしいことになってますからね……。
気になる方はバーザムをひとつどうぞ。
という感じでございます!
次の更新は、DX4のカバー公開などでしょうか。
それでは!
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