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年始もD×D


どうも。

17巻の最終チェックも各種ショートショートも終えた石踏です。
今回は体を壊してからの本編執筆だったので、いろんなところで影響が出てしまい、各関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。
……今年は、無理せず書いていこうと思います。
と言いながらも新年から激務が続いてひいひい言っております。

って、この間出版社に赴いたときにぎっくり腰をやってしまい、気合いで一日乗り切るしかなかったんですけどね。
家に帰ってきたら、完全に立てなくなって一日半横になってました。
まあ、それもヘルニア用のコルセットを巻けば大分マシにはなったのですが……腰は本当に大切にしたいです。


さて、お知らせがございます。
まず、ハイスクールD×D17巻は来月2月に発売予定です。
タイトルは、「教員研修のヴァルキリー」、ロスヴァイセ回となっております。
特報予告はもう少しだけお待ちください。
新年早々ショートショートを立て続けに書いたら、大分消耗してしまったので、少し休憩を挟む予定です。

2月はみやま零さんのD×D画集も発売されますし、九重のフィギュアも発売されます。
アニメBD・DVDも最終巻が出ますね。
原作本編発売といい、2月も濃い一月となりそうです。

そういえば、今月発売されるアニメ二期BD・DVD第5巻のディレクターズカット(特典映像)に、本放送では登場しなかったキャラクターがガッツリ登場致します!
しかも声つきという豪華仕様!
一期最終回のサイラオーグのような背景にチラリというわけではございません。もろに出ます。
さてさて、誰なのか!?
もちろん、原作でも重要なキャラですので、こうご期待ください!
発売が近くになりましたら、改めて発表致します。

次に。
実は来月頭、台湾でハイスクールD×Dのサイン会が開かれることとなりました!
台湾角川さんのイベントと、台湾アニメイトさんでサイン会を開く予定です。
初の海外出張なので、緊張しているのですが、なんとかがんばっていきたいと思っております。
あちらでもハイスクールD×Dの人気が高まっているようでして、今回実現したしだいです。
あっちはちょうど3章が終わり、13巻に突入するというところのようです。

ただ、私にとって人生初の海外でもありまして、去年の暮れは原稿に追われながらもパスポートを申請しなければならなかったので、めっちゃ大変でした。
どうにか、必要書類を集めて振興局に突貫できましたけども。
とりあえず、そのパスポートも無事に取得できましたので、旅の準備でもしていこうと思います。


こちらでも改めてD×Dの裏話でも語ります。

・四章の敵
D×D四章の敵役であるリゼヴィムですが、こいつで内定したのは大分前でした。
関係者には相当前から「次はヴァーリのじいちゃんが敵です」とお伝えしていたのですが、四章の敵役決定には結構悩んだのも事実でして。
他に四章の敵候補として「マレブランケ」がありました。
マレブランケってのはダンテの「神曲」に出てくる十二名の悪魔たちのことです。
こいつらの二つ名が結構邪悪なのが揃っていたので、「禍の団」の新派としてはいいかなと思ったのですが……今更十二名も新しい敵を出して活躍させるのにも相当キツそうでしたし、ヴァーリのじいさんのほうが設定拾えるかなと。
なので、前々から設定にだけいたクロウ・クルワッハをはじめ、ルシファーの息子(ヴァーリの血統)など、あと未登場の神滅具を拾うことにしたのです。
でも、もったいないので、一応マレブランケの設定だけはあります。
同一世界観の物語を発表することがあれば、出してみようかなと思います。
そのうち、裏設定に追記します。

・四章の裏テーマ
四章の裏テーマがふたつございます。
ひとつは、「世代交代」。
これは劇中いろんなところでそれを示唆、あるいは実際に起こったりしますので、ご注目いただければと思います。
ふたつめは、「兄弟」です。
グレイフィアとユーグリット、サーゼクスの義弟であるイッセーとユーグリット、この辺りが今後の四章の展開に関わってきます。

・桐生が敵キャラ?
ブログのほうで度々「桐生が紫炎祭主の魔女ですか?」と質問メッセージが届きます。
違いますよ。
しかし、驚きました。そういう見方もあるのかと。
逆に「それもそれでおもしろそうだな」と思えました。
ですが、彼女は一般のエロメガネ女子です。
それ以上でもそれ以下でもございません。

・初期設定オーフィスの最期
私と担当編集さんがみやまさんの描いたオーフィスのイラストに惚れて「兵藤家のマスコットにしよう!」と決めたわけですが、当初の設定ではサマエルに力の大半を吸われたあと肉体を失ったイッセーを蘇らせるため、残りの力を最初の友達イッセーに使って消滅の予定でした。
とてもとても物悲しいボスキャラとして描く予定だったんです。
兵藤家のマスコットにしてよかった。
あんなにかわいらしい龍神さまが利用され尽くされたあとに死ぬなんてかわいそうですからね。

・三犬
以前にもここでお話ししたかもしれませんが、アニメでも登場した三種の鎧。赤龍帝の鎧、白龍皇の鎧、堕天龍の鎧、これらはドライグ、アルビオン、ファーブニルが力を貸していますが、彼らの二つ名には元ネタがあります。

赤龍帝=エンテイ(炎帝)
白龍皇=ライコウ(雷皇)
黄金龍君=スイクン(水君)

となっております。ポケモンネタですね。
この他にもポケモンネタは数多く仕込まれていますよ。

グレイフィア → グレイシア+リーフィア
ユーグリット → ユクシー+アグノム+エムリット
などなど。


今月号のドラゴンマガジンがもうすぐ発売となります。
D×Dの連載は載っておりませんが、同期作家の大楽さんが龍皇杯に参加しております。
どうぞ、気になる方は応援のほど、よろしくお願い致します。

次のドラマガでD×Dも連載再開予定です。
もう少しだけお待ちくださいね。


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by ichiei_ishibumi | 2014-01-18 00:12 | D×D

ポケモントレーナーとガンプラマイスターを目指した時期もあったラノベ作家「ハイスクールD×D(HighschoolDxD)」原作者(Author)・石踏一榮のブログ


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